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新たな日常のもとでのワークプレース:新型コロナウイルス感染症で働き方はどう変わったか?

新たな日常のもとでのワークプレース:新型コロナウイルス感染症で働き方はどう変わったか?
By Geninna Ariton 22 June 2020

ちょっと目を閉じて想像してみてください。普段、日常的な業務をどのようにこなしていたでしょうか。同じ職場に長くいた方であれば、すべては体に染みこんでいることでしょう。

ビルに入るところから、エレベーターのボタンを押し、IDカードを通して会社のドアを開け、コンピューターの電源を入れるところまで。さて、もう一度これを一から、今度は何も触らず、職場の他の人とは一定の距離を取って、もちろんマスクもした状態で繰り返すことを想像してみてください。

新型コロナウイルス感染症が唐突に全世界を襲ってから誰もが経験したことは、混乱という言葉で表しきれるものではありません。経済が徹底的な影響を受け、誰もが対処を迫られました。順応する以外に道はないと言ったチャールズ・ダーウィンはおそらく正しかったのでしょう。さもなければ前進できません。では、どうすればいいのでしょうか?

新たなワークプレースに期待される技術

かつての日常の概念は、すべて消し去る必要があります。もう二度と繰り返されないかもしれないからです。その代わり、在宅勤務に適応した職場はシフト交代を継続し、一部の人が定期的にオフィス勤務に戻り、モバイルツールを使いこなす人は「場所は関係ない、『どこで』ではなく『どう』働くかだ」という合言葉に順応していくようになるのかもしれません。

しかし、誰もがこれに対応できるわけではありません。コラボレーションへの依存度が高い企業もあります。Synnex Corporationのプロダクト管理担当バイスプレジデントのSandi Stambaughも「現代のワークプレースが直面するあらゆる課題の中でも一番はコラボレーションだ」と語っています。

話し合いが必要なことには疑う余地もないため、ワークプレースで期待される技術の変化にはコラボレーションソリューションの提供という領域も含まれるでしょう。このようなコラボレーション空間の例を細かく分析してみましょう。無線のプレゼンテーション・コラボレーション・システムを備えたビデオ会議室をデザインすれば、誰もがケーブルやワイヤを使わずに自分のラップトップやタブレットを使うことができるようになります。互いの距離を保つこともできます。言うまでもなく、会議室予約システムと人感センサーにより、離れた場所からどの部屋が使用中かを知ることができ、指を滑らすだけで部屋の予約もできます。その理想的な例がCrestronのゼロタッチルームです。

ワークプレースを装備するもう一つの手段は音響映像コンサルタントから、ZoomBlueJeansMicrosoft TeamsCiscoをはじめとする会議室用ビデオ会議機器についてのアドバイスを受けることです。最新式でソーシャルディスタンスに関する国の法律に従い、すべてワイヤレスで一元管理できるスマートボード・インタラクティブ・ディスプレイを備えた適切な会議室。同様に重要なのが、特に会議室の予約が立て込んでいるときのオンデマンドクリーニングでしょう。

これらは、社員を新型コロナウイルス感染症の猛攻から保護する必要がある場合に、ワークプレースで加えるべき変更のほんの一部です。そして、尋常ではない思いがけない展開とは言え、ひょっとするとこれが未来の姿かもしれないのです。

今すぐご連絡ください。お客様のワークプレースを新たな日常に合ったものにするプロジェクトを始めましょう。